池の下ワークショップ


※現在募集を中止しています。


池の下では、定期的にワークショップを行っています。池の下の演劇の特徴は、上演する作品によって

新たにワークショップ・メニューを組んで舞台を創造していくところにあります。

週一回の定期ワークショップでは、これまでの上演活動の創作過程で行われてきた様々なワークショップ・

メニューを使って、表現者の皆さんと新しい演劇を探していきたいと考えています。

演劇がはじめての方でも大丈夫です。講師はこれまでに専門学校や大学などで演劇を志す人たちの養成を

行って、たくさんの演劇人を育ててきました。

表現者としての可能性をさらに広げたい方、自分のからだで何かを創り出してみたい方、池の下で演劇活動

をはじめたい方の参加をお待ちしております。



●毎週水曜日 19:00~21:30(都内稽古場)

●国籍・年齢・経験不問

●参加費 10,000円(1ヶ月)

●講師:長野和文(池の下代表)



◆写真は、上海戯劇学院(国立演劇大学)表演系1年生対象に2週間行われた長野和文ワークショップです。

上海ワークショップ  上海ワークショップ  上海ワークショップ

上海ワークショップ  上海ワークショップ  上海ワークショップ


上海戯劇学院ワークショップ(トレーニング内容)


●身体を知る(リラクゼーションやムーブメントを通して、自分の身体を発見していく)
1)全身のリラクゼーション(身体の各部位をゆるめていく)
2)身体把握(自分のイメージする身体と、実際の身体との違いを発見する)
3)歩く(さまざまな歩き方から、身体と状況を変化させる)
4)ムーブメントと身体感覚(身体を動かすことで、身体全体を目覚めさせる)

●身体でつくる(身体を使って、自分を表現する)
1)即興的身体表現(身体を使って、即興的に状況をつくり出す)
2)能動と受動(二者で身体を動かす中で、能動と受動の関係を知る)
3)音楽ドラマ(音楽を身体に取り入れ、動くことによりドラマをつくる)
4)面を使った身体表現(面をつけた状態で、演劇的状況を生きる)

●身体と声(身体と声の有機的関係を見つける)
1)声のための準備(呼吸筋肉の解放と意識化)
2)呼吸法(発声するための有機的呼吸法の確認)
3)発声法(声の可能性を広げるための有機的発声法の確認)
4)ムーブメント発声(身体運動から新たな声を発見する)

●和の身体操法(日本的身体表現から劇的状況をつくる)
1)身体の中心を知る(丹田を中心とした身体感覚をさぐる)
2)水平移動(腰をきめ、上体をはこぶ身体運動)
3)仏像的身体造形(自らの身体に仏像の形を入れ込み動く)
4)人形と黒子(人形と黒子の身体技法を知る)

●舞踏的身体表現(舞踏を通して身体の覚醒をはかる)
1)舞踏のための身体準備(身体とイメージの関係性を発見する)
2)舞踏的身体操法(ムーブメントとしての舞踏を知る)
3)単体舞踏と二者舞踏(舞踏の中での関係性の構築)
4)集団創作(舞踏を造形化させる)

●演劇と舞踏の融合(現代演劇の可能性を広げる)
1)身体の関係性(舞踏の中での身体的対話)
2)身体造形の中での演劇性(身体表現からドラマを抽出する)
3)演劇作品の中での舞踏(劇的状況における舞踏の可能性をさぐる)
4)集団創作(演劇と舞踏の融合への挑戦)